アンティーク・ジュエリー
アンティーク・ジュエリーは100年以上前に作られた宝飾品で、骨董的価値があります。主に欧米で作られたものが該当します。
アンティーク・ジュエリーの歴史
ジュエリーの歴史は非常に古く、人類の文明が始まってから存在しています。初期のジュエリーは、骨や歯、貝殻、木、石などの自然物を素材として使用していました。これらのジュエリーは主に実用品であり、衣服を留めるために使用され、また身分を示すためにも使われました。
さらに時代が進むと、金や銀、宝石などの貴重な素材がジュエリーに使用されるようになりました。古代エジプトや古代ローマでは、ジュエリーは富や権力の象徴として重要な役割を果たし、中世のヨーロッパでは、キリスト教のシンボルや宗教的なモチーフがジュエリーに取り入れられるようになりました。
市場に出回っているジュエリーのほとんどは200年以内のものですが、アール・ヌーボーやアール・デコ期のジュエリーはまだ100年を経ていなくてもアンティーク・ジュエリーとして認められることがあります。一方、安価な素材で大量生産されたアクセサリーはコスチューム・ジュエリーと呼ばれます。
アール・ヌーボーとは
1890年代、宝石商たちはアール・ヌーボーという流線型の特徴的なスタイルの可能性を追求しました。このスタイルは、ドイツのユーゲント・シュティールや英国のアーツ&クラフツ運動と密接に関係しています。
また、ルネ・ラリックはアール・ヌーボーの代表的な人物とされています。ラリックの有名なトンボのデザインは、その一例です。この曲線と有機的なデザインが施された新しいスタイルは、宝石商たちの関心を変え、宝石のセッティングからジュエリー自体の芸術的なデザインに注目するようになりました。
第一次世界大戦の終わりとともに、流行は変わり、新しいスタイルが広まるようになりました。
アール・デコとは
政治的な緊張や戦争の影響、そして新しい時代への変化により、デザインはよりシンプルでスタイリッシュな方向に進みました。
1920年代から1930年代にかけての時代には大量生産が可能となり、アール・デコと呼ばれるスタイルの高品質なジュエリーが作られました。
プラスチックやアルミニウムがジュエリーに取り入れられ、技術も素材と同じくらい重要となり、古代エトルリア遺跡から発掘された金の粒細工「グラニュレーション」の技術を洗練させていきました。
価値のあるジュエリーとは
ジュエリーを売却する時に高い価値がつくのは、ダイヤモンド・サファイア・ルビー・エメラルドの「四大宝石」と呼ばれる宝石がついているものです。
また希少価値の高いアレキサンドライやタンザナイト、パライバトルマリンや、日本人の好む真珠や翡翠、赤珊瑚などのジュエリーも価値が付きやすいといいます。
人気ブランドやハイブランドのジュエリーであれば価値を証明できる書類を準備しましょう。状態が良ければブランド品であるだけで査定金額が変わってきます。
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