アンティーク品について
アンティーク（Antique）とは、一般的には100年以上前の物品や作品を指すフランス語です。アンティークとされる品々は、年月を経て古くなり、歴史的・美術的な価値を持っているとされます。
アンティークの魅力は、その年代を超えて残る独自のデザインや工芸技術、時代背景を反映した文化的な意味などにあるといえるでしょう。
そのためコレクターや愛好家にとっては価値あるものとして高額で取引されるケースも多く見られます。
アンティークとそれ以外の分類について
先に挙げたとおり、アンティークは100年以上昔に製造され、価値のある品物を指します。アンティークよりも新しい時代に作られた品物や、骨董品として近い意味を表す言葉としては、一般的に以下の分類・定義があります。
ジャンク
製造されて100年経たないものの内、骨董品として価値のあるもの。
ラビッシュ
ジャンク品の中でも価値や美的な要素がほとんどない骨董品のこと。
ヴィンテージ
ある程度の歴史があり、質の良いものやその時代の特定のスタイルやデザインを反映しており、コレクターや愛好家に人気があるもの。
レトロ
過去のアンティーク品のモチーフや要素を取り入れたり模倣したもの。
アンティーク品の種類
家具
過去の年代を感じられるデザインや技法が取り入れられたチェスト、テーブル、椅子、キャビネットなどの家具にあたります。木材の風合いや彫刻、細部の装飾もポイントになります。
照明器具
シャンデリア、ランプ、キャンドルホルダーなどは、実際に使用しなくても独特な雰囲気を醸し出します。素材や大きさ、デザインによって、これらの価値はさまざまです。
ガラス製品
古い時代のガラス製品は、美しい装飾や独特な文様が特徴です。食器や花瓶、絵皿、置物などがあります。
時計
置時計、懐中時計、壁掛け時計などがあります。木製のケースや施された彫刻が美しいもの、現在も動くかなどで値打ちも変わってきます。
アクセサリー、ジュエリー
歴史的に価値のあるジュエリー、ブローチ、ネックレス、指輪、古いコイン、メダルなどのものを指します。宝飾品に関しては別の記事でご紹介しています。
音楽器
アンティークピアノ、バイオリン、グラモフォン（円盤型蓄音機）など希少価値のある音楽器もアンティーク品として価値があります。
アンティーク品といっても、その国の文化的価値のある玩具や日用品なども、コレクターにとっては魅力のある価値のある品々です。
アンティークの評価は専門家の知識や市場の需要と供給のバランスによっても左右されます。そのため、アンティークアイテムの価値は一律に定まるものではなく、時とともに変動することもあります。
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